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椎名豊クインテット

椎名 豊 Yutaka Shiina (piano)

1964年9月23日、東京都、墨田区生まれ
大胆さと繊細さをあわせ持ち、縦横無尽にスイングする椎名のピアノタッチは唯一無二の個性とイマジネーションにあふれ、ピアノサウンドとオリジナル曲は世界中の音楽ファンを驚嘆させている。国立音楽大学作曲学科在学中より活動をスタ-ト。
1991年、ロイ・ハーグローブ(tp)と日米混合ユニット「ザ・ジャズ・ネットワークス」を結成。
日本側のリーダーとして活躍。5枚のアルバムをリリース。
1996年“エルヴィン・ジョーンズ(ds)ジャズ・マシーン”に参加。
また、2003年よりチョン・ミョンフン、ヒュー・ウルフ、エリック・カンゼルらの指揮のもと、東京フィルハーモニー交響楽団と共演、定期演奏会に出演。ガーシュインのピアノ・コンチェルト他を発表。
これまでに多くのリーダー・アルバムを発表、最優秀新人賞他、数々の賞を受賞。
2015年11月、『Future Swing』をリリース。
(マイク・ロドリゲス(tp)、ティム・アマコスト(ts)、中村恭士(b)、ルディ・ロイストン(ds))
同年12月、同メンバーで全国ツアーを行った。
国内での活動の他、アメリカ、ヨーロッパのツアーも毎年、大成功を納めている。
その他、レコーディング、ツアー共演歴はニコラス・ペイトン(tp)、ジョシュア・レッドマン(ts)、エリック・アレキサンダー(ts)、ラヴィ・コルトレーン(ts)、クリスチャン・マクブライド(b)、レジナルド・ヴィール(b)、ロドニー・ウィテカー(b)、グレゴリー・ハッチンソン(ds)、ハーリン・ライリー(ds)、クラレンス・ペン(ds)、カール・アレン(ds)など

1998年より、教育プログラムとして子供たちのためのレクチャープログラムやワークショップも国内外で展開。
2007年より国立音楽大学、夏期音楽講習会ジャズ・ピアノ講座を行う。
2008年、ミシガン州立大学(デトロイト)でレクチャー、ワークショップ、コンサートを行う。
2009年より千葉県浦安市、明海大学ジャズ・オーケストラ部・監督を務める。

大山日出男 Hideo Oyama(alto sax)

1956年福岡県、博多に生まれる。
11歳のころよりクラリネットを始め、15歳でアルトサックスに転向。
東京芸術大学サキソフォン科を卒業後、ビッグバンドを中心に活動を開始。
82年渡米。ニューヨークにてジャズの研鑽を積む。帰国後、原信夫とシャープス・アンド・フラッツのリード・アルトとして活躍するがソロ活動に専心するため89年退団。
数々の名プレイヤーと競演するかたわら自己のカルテットを率いて都内、横浜などのライブハウスで演奏する。

92年ジャズヤトラ(インド)、95年コンコード・ジャズ・フェスティバル(アメリカ)に参加。
また97年から2008年にかけて11回の韓国ツアーを成功させるが、現在は政治信条により中止。

98年『アーバン・スィート』、
2000年『ワンス・アイ・ラブド』、
2001年『アジアン・モダニズム』、
2002年『シルバー・ロード』
2005年『ソウル・アイズ』
の5枚のリーダー・アルバムをリリース。
2007年には新作『大山日出男カルテット』をリリース。当年の批評家投票においてベストテン入りを果たす。
またテレビ・ドラマの音楽を担当。
全編を自己のカルテットを用いアコースティック・ジャズを貫いて、好評を得た。

最近では自己のカルテットのほか、大山日出男セクステット、セプテットでも演奏中。
古巣のシャープス・アンド・フラットでは、2010まで北海道から沖縄まで日本縦断ツアー。
同バンドの一員として、日本ジャズ史上初めての皇居内での演奏を果たし、天皇皇后両陛下をはじめ皇族の方々の御前で演奏。
終了後、両陛下と直接言葉を交わす栄誉に浴する。
執筆としては雑誌「THE SAX」へのジャズ講座連載も8年ほど継続。現在は現代的なアドリブに不可欠なペンタトニック・スケールに関しての講座の後、即興演奏のためのソルフェージュが連載中。
2013年10月にはリットーミュージックより「ピアノ伴奏で吹くアルトサックス」を出版。
2013年12月には、アルソ出版社より「ジャズヴォイスの研究」を出版した。
2016年4月にはリットーミュージックより「ピアノ伴奏で吹くアルトサックス」Vol.2を出版。

片岡雄三 Yuzo Kataoka(trombone)

1967年東京生まれ。中学校の吹奏楽部でトロンボーンを吹き始める。高校在学中より『宮間利之とニューハード』に参加。その後5年間活動する。

1991年5月にニューハードを退団してジャズトロンボーン奏者として様々な活動を展開する。
現在は自己のバンド『片岡雄三QUARTET』での活動の他、渡辺貞夫、日野皓正、北村英治、椎名豊、大坂昌彦、原朋直、川島哲郎、谷口英治などのコンボのソリストとしても参加。

テナーサックス奏者の三木俊雄率いる日本のトップジャズメンで集結された『フロントページ オーケストラ』にも参加。

我が日本が世界に誇る名門ビッグバンド『原 信夫と♯&♭』のメンバーとして1996年からファイナルコンサートまで参加した。

2008年度のスウィングジャーナル誌『第58回読者人気投票』トロンボーン部門で第1位。

また2008年度にアメリカの『コーン・セルマー社』のアーティストに日本のプレイヤーとして初めて迎えられる。
2009年度より昭和音楽大学ジャズコースの講師に就任。

スキップレコード社より自己のリーダーアルバムを2枚リリースしている。

2013年に一般社団法人『日本ポピュラー協会』の理事に就任する。

2014年10月にウイリース社より自己のモデルのマウスピース『YUZO』シリーズが発売された。

2015年9月にはKING社より自己のモデルのトロンボーン『KING3Bライトウエイトスライド片岡雄三モデル』が発売された。

2016年から今まで在籍していたビッグバンドを全て退団して、コンボでの活動。
リーダーバンド.ビッグバンドや吹奏楽のゲスト演奏等、ソリストとしての活動に専念する。

本川悠平 Yuhei Honkawa(bass)

1981年埼玉県川越市に生まれる。

中学生の頃より音楽に親しみ、高校時代に吹奏楽部にてコントラバスを始める。

早稲田大学入学後、同大学オーケストラに所属し、コントラバスを志賀信雄氏に師事。

大学3年時にそれまで聴いていたジャズに傾倒し、早稲田大学モダンジャズ研究会に入部。
大学卒業後、本格的にライブ活動を開始。

2007年~2009年、椎名豊トリオのメンバーとして、Erich Kunzel, Jr や 金聖響などの指揮で東京フィルハーモニー交響楽団と「Rhapsody in Blue」を共演、絶賛を博した。

2008年、「TOKYO JAZZ MUSIC SCHOOL Master Class by Hank Jones」にゲストミュージシャンとして参加し、Hank Jones(p) との共演を果たす。
2011年、岸ミツアキトリオのメンバーとして、ロシア・ウラジオストク市で開催された「国際環境会議」レセプションにメインゲストとして招かれ、フィルハーモニック・ホールでのコンサートにも参加。
2012年、岸ミツアキトリオのメンバーとして、カザフスタン共和国の首都アスタナ市「オペラ&バレー・シアター」でコンサートに参加、また国立芸術大学でのレクチャーなどを行う。現地で開催された日本との外交樹立20周年を記念するイベントの一環として招かれた。
2016年、Harry Allen(ts)をゲストに招いた岸ミツアキのCD「Kishi Mitsuaki Trio and Harry Allen」のレコーディングとコンサートに参加。

モントレージャズフェスティバルイン能登、横浜ジャズプロムナード、高槻ジャズストリート、をはじめ多数の国内ジャズフェスティバルの出演や、韓国・ベトナム・ギリシャでの公演など、活動は国内外を問わず多岐に渡る。

現在、椎名豊トリオ、岸ミツアキトリオ、井上祐一トリオ、大山日出男カルテット、堀秀彰トリオ、浜崎航”Big Catch”、土井徳浩カルテットをはじめ、様々なバンドのレギュラーメンバーとしてツアーやレコーディングに参加しながら、自己のバンド「スリーテナーズ」でも精力的に活動中。

広瀬潤次 Junji Hirose(Drummer & Composer)

圧倒的なスイングとグルーブが世界から絶賛されているスーパー・ドラマー。
 1969年1月1日 長崎県長崎市生まれ。
11歳の頃から両親の影響で、バディ・リッチ、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン等のレコードを聴き始め、ジャズに開眼すると同時にドラムを始める。 東京学芸大学入学後、在学中から頭角を現し、プロとして活動を開始。
原朋直(tp)、山田穣(as)、椎名豊(p)、大西順子(p)、安保徹(ts)、岡安芳明(g)、俵山昌之(b)、松島啓之(tp)ら同世代のミュージシャン達と共演を重ねる。
1994年 大西順子トリオ・フランスツアーに参加。
1995年 椎名豊トリオ・全国ツアー(レジナルド・ヴィール(b))に参加。
1999年 椎名豊トリオ・ドイツツアーにおいて欧州文化首都ワイマール’99/第7回EUジャパンフェスト・国際ジャズフェスティバルに出演。
2001年 自己のバンド(岡崎好朗(tp)、池田篤(as)、嶋友行(b))を1年間活動させる。

2002年 椎名豊スペシャルカルテット(ボブ・ハースト(b)、ティム・アマコスト(ts))に参加。
2003年以降、椎名豊 New York New Generation ツアーのゲストとして毎年参加し、ドラマーのアリ・ジャクソン、グレッグ・ハッチンソン、ハーリン・ライリー、ジーン・ジャクソンらとそれぞれツイン・ドラムでのライブを行い、交流を深める。
2005年 チョン・ミョンフン指揮・東京フィルハーモニー交響楽団と椎名豊トリオにて共演(ガーシュインのアイ・ガット・リズム・バリエーション)、翌年DVD化される。
2006年 椎名豊トリオ・ツアー(ロドニー・ウィテカー(b))に参加。
2007年 自己のリーダーバンド『SOund of JAzZ』を立ち上げ更に注目を集める存在になる。(メンバーは、太田朱美(fl)、堀秀彰(p)、本川悠平(b))
2008年 ベーシストのロドニー・ウィテカーからアメリカのミシガン州立大学のジャズ科のゲストアーティストとして椎名豊と共に招かれる。
また、1998年からピアニスト椎名豊のサポートとして北海道釧路の富原中学校でスタートした子供達のためのレクチャープログラムやワークショッ プ、ジョイントコンサートの活動にも参加。
2013年 ファースト・リーダー・アルバム「GRATITUDE」を発表、絶賛を博している。

現在は、『SOund of JAzZ』のリーダーとしても活躍しつつ、 『Encounter』、『高瀬裕(Bass)とのデュオユニット』、『椎名豊トリオ』、『松島啓之クインテット』のレギュラーメンバーとして日本をはじめ、世界各地を飛び回っている。
共演歴 は、ハンク・ジョーンズ(p)、マーカス・ベルグレイブ(tp)、トム・ハレル(tp)、エイブラハム・バートン(as)、ステフォン・ハリス(vib)、レジナルド・ヴィール(b)、ハーリン・ラ イリー(ds)、ウェス・アンダーソン(as)、エリック・アレキサンダー(ts)、ルー・タバキン(ts)、ティム・アマコスト(ts)、ボブ・ハースト(b)、アリ・ジャクソン(ds)、ジーン・ジャクソ ン(ds)、グレッグ・ハッチンソン(ds)、ロドニー・ウィテカー(b)
穐吉敏子(p)、渡辺貞夫(tp)、益田幹夫(p)、山本剛(p)など。

アメリカのドラマーやベーシストとの数々の共演や交流で培った本物のスイング感とそのワイドな音楽性でベテランから若手のミュージシャンに絶大な支持を受ける現在最も多忙なミュージシャンの一人である。

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