海外を放浪していた20代、デパートが立ち並ぶ交差点の片隅でバイオリンの四重奏を奏でる少年たちの姿にふと足を止め、心を奪われる自分がいました。気がつけばいつの間にか周囲には、たくさんの人間が私と同じように目を細め音楽を聞き入っている姿が。その光景は何年たっても脳裏に焼きついて離れません
音楽というものは本来決して崇高なものではなく、人の心を魅了し、豊かにすることができる、身近で最大の娯楽なのかもしれません。
人類が生み出した素晴らしい文化「音楽」を地元すみだで気軽に楽しむことができないか。
そんな思いから、「すみだストリート・ジャズ・フェスティバル」は誕生しました。
私たちが求めているストリート・ジャズ・フェスティバルは、“会場が街全体”というテーマの下に、街のいたるところに生の音楽があふれ、誰もが気軽に楽しめるような、そしてすべての会場が入場無料のイベントを目指しています。
そして、地元住民参加型のすみだストリート・ジャズ・フェスティバルが末永く続くことで、「音楽都市すみだ」の名称が名実ともに胸を張れることを切に願います。
すみだストリート・ジャズ・フェスティバルの企画・運営の中心は、元気なボランティアたち。すみだを愛し、自分たちで何かを生み出したいという住民、商店街メンバー、ミュージシャン、企業住民など年齢を問わず様々な人々が一丸となって、当日の会場の設営、交通整理、イベントに関わるすべてにいたるまでの運営を行っております。
またその運営は、オリジナルTシャツの売上や広告収入、協賛金や寄付・募金など、個人から団体様、企業様にいたるまでの皆さまのご協力によって支えられております。
はじめての開催にあたり、すみだを盛り上げるためにも、ぜひ皆さまのご支援・ご協力をいただけますよう、どうかよろしくお願いいたします。
すみだ・ストリート・ジャズ・フェスティバル実行委員会
チェアマン 山田直大