すみだストリートジャズフェスティバルの音量対策について
すみだストリートジャズフェスティバルの音量対策について
平成30年8月18日
日本音響エンジニアリング(株) 小池宏寿
今回の音量対策は、ステージ後方の吸遮音壁の設置、メインスピーカータワー廻りに反射・吸遮音壁を設けることで、未対策よりも、場所によっては大分改善できる事を事前にコンピュータシミュレーションによって検討しました。
またそこで得られた解析データをもとに、メインステージ、サブステージ近傍の音量を現場で監視して、敷地境界で問題にならないように努めたいと考えています。
私は普段の業務では、工場や事業所の騒音を測定し、騒音対策のためのコンサルタントを行っています。そこで大きな騒音を発しているのは無機質な機械ですが、今日と明日は大好きな音楽が対象なので、いつもとは違った現場の空気を感じられたら良いなと思っています。しかし音楽も度が過ぎると、人によっては騒音に転じてしまうので、そうならないように、気を引き締めて頑張りたいと思います。